面白い離婚

変なタイトルですが、わたしの悲惨で笑えるかつての結婚生活を、ネタに変えて紹介しています。正確には面白い離婚というより、今思えばなんだこりゃな結婚生活についてのブログです。

さよならアイテム

離婚するときに住んでいた家は、私の名義で借りていました。
世帯主も私です。
私の職場へは車で10分。
詳細はまた書きますが、離婚の半年前に就職が決まった彼の職場へは車で40分です。
なので、離婚が成立したのち、彼に出ていってもらうことになりました。

が、これがなかなか出ていかないのです。
離婚成立する三ヶ月前から、私は実家に戻り、仕事へは実家から通っていました。
5月のはじめに離婚成立して、彼が出ていったのが7月の半ば。
どうやって引っ越ししたのかわかりませんが、引っ越し完了の連絡を受けて家に帰ってみると、3LDKの一部屋に私の荷物が全部入れてあり、彼の荷物はきれいになくなっていました。
が、肝心の部屋の鍵が帰ってきません。
鍵はふたつ、私と彼がそれぞれ持っていますが、彼が返してくれないと私はその部屋に住むことができません。
結局、業者さんにお願いして、鍵をまるごと取り替えてもらいました。

家に帰って、自分の荷物を確認してみると、いくつかなくなったものがありました。
彼が持っていったのだと思いますが、なぜ持っていったのかわからないものが…。


すずらんの鉢
 陶器の鉢に、私が植えたものです。すずらんは春先に咲いて、夏場は枯れ草のようになります。
 引っ越し時期には、ただの枯れた鉢だったはずなのに…。

胡蝶蘭の鉢
 これは、私が以前の勤め先で頂いたものです。濃いピンクの花を咲かせていて、とても綺麗でしたがデリケートなお花です。彼はちゃんと世話ができるのでしょうか。

マランタの鉢
 これも、私が前の勤め先で退職する際に頂いた観葉植物です。

ウェディングブーケ
 結婚式の際に、アートフラワーを習っているという彼の伯母が作ってくださったブーケです。
 『どんなのがいいか』と聞かれたので、『バラのラウンドブーケがいい』と言ったら、なぜか胡蝶蘭のキャスケードブーケができて衝撃を受けましたが、ケースに入れて大切に飾っていました。

マンガ本
 私はマンガが大好き。全巻揃ったもの、途中のもの、いろいろありましたが、本棚ごと一切合切なくなっていました。

食器、カトラリー類
 彼が独身の頃、独り暮らしで使っていたものはもちろん、私が実家から持ってきた小皿やお汁椀など、一切合切以下略。

直径30センチの大鍋
 またカレーを食べ続けるのでしょう

トイレのカバー、マット等一式
 新しいおうちのトイレで使えたんでしょう

赤いお財布
 アニエスb.の、かわいいお財布を私は食費専用のお財布として使っていました。
 三月に家を飛び出して実家に帰るとき、うっかり置いてきてしまいました。

婚礼布団一式
 私の両親が、結婚するときに買ってくれたお布団セット…なくなってしまってとてもショックですが、ずっと彼が寝ていたそのお布団にもう未練はありません。




一人で生活しはじめて、あ、あれがない これもない と気づきました。
もう取り返そうとは思わないけど、そういうことに気づく度に『私の選択は間違ってなかった』という思いを強くするのです。
ただ、植物たちに関しては、ちゃんとお世話してもらっているのか、今年も咲いたのか、そして、なぜ持っていったのか気になるのです。