金借りてくれ
離婚してから2年、もう最近ではあまり思い出すこともなく、ふと思い出した時に彼の名前が出てこなくて、あら?えーっと?とすこし考えたりするようになってきました。
何人か前の彼氏の名前を思い出したりして、いやいや違う違う、なんでその名前(笑) とひとりツッコミしている次第です。
さて、今回もまた衝撃のタイトル『金借りてくれ』
先日わたしは、長年乗ってきた愛車が限界を迎え、薄給ながらも気に入った新しい車をローンで購入しました。
ローンはやはり金利が大きい…できればなんとかして繰上げ返済をしたいなぁなどと考えていて、ふと思い出しました。
『金借りてくれ』
無職の彼がわたしに言いました。
銀行から、金を借りてくれと。
彼が無職なので、生活はカツカツです。
しかし彼が借りて欲しいのは生活費ではありません。
お金を借りてどうするのか。
その借りた(仮に300万円とします)お金を、
『貯金するのだ!』
目が点です。
彼はいつか、自分のお店を持ちたいと思っています。
その開業資金にするのだと。
でも、いまは無職なのでお金が借りられない。
定職についているおまえは借りられる!
しかし、開店する際にはおまえには仕事を辞めてもらわねばならん
だから、今、金を借りてくれ!
お店をオープンするめどなどまったくありません。
本人は絶賛無職、毎日インターネットで情報収集という名のネットサーフィンと家事をして、わずかな貯金と嫁の稼ぎで暮らしています。
すごい!新しい!
そんな発想聞いたことがない(笑)!!
………途方に暮れました。
広告の裏に、借りたお金と金利について、子供に教えるように図解で説明しましたが、まったく理解してもらえません。
最終的に『おまえは店をやる気がない!』と半ギレモードに。
以前、車の残価設定型ローンをわかってもらえない話を記事にしましたが、彼には金利の概念がないようで。
離婚する際に彼は無事正社員で就職しましたので、今頃好きなだけお金を借りて金利を払いながら貯金をしていることでしょう(笑)